カロリー計算

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お菓子

そのお菓子、本当に太らないと言い切れますか?

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お菓子を選ぶときの基準

家事がひと段落しての息抜き、休日にドラマ、勉強を頑張ったご褒美に。お菓子は様々なタイミングで食べたくなりますよね。そんな時に食べるお菓子は「何を基準に選べばいいか」を考えたことはありますか?

パッケージの可愛さ、新商品や期間限定といった魅力的な言葉、好みの味や値段で選んでいるかもしれません。
沢山ある情報の中から、無意識に自分が求めるものを満たしてくれる商品を「なんとなく」購入されている方がほとんどかと思います。

あるアンケート調査によれば・・・

10代~60代の男女に「お菓子の新商品や限定品で、気になるキーワード」について調査したアンケートがありました。クッキー、チョコレート菓子、プリン、アイスクリームのジャンルでは軒並み「カロリー控えめ」というキーワードが上位にランクイン。

この結果から消費者にとって「カロリー」は、関心の高いキーワードのひとつだと分かります。
個人的な想像になりますが、消費者の心理としてお菓子が好きで日常的に食べたいけれど、太りたくはない。だからせめて「カロリーが低くて美味しい商品を選びたい」という気持ちの表れなんだろうと分析しています。

ちなみにケーキの場合は「カロリー」よりも「生クリームたっぷり」「フルーツたっぷり」といった言葉が上位にランクインしていました。

ケーキを食べるときには、カロリー云々ということよりも生クリーム、フルーツといった美味しさへの期待が高いようです。
これは、ケーキを食べる時というのはお祝いなどの特別なタイミングであることや、ケーキ屋さんやデパートで購入するため、コンビニやスーパーで買う日常的なお菓子との認識の違いがあるためと思われます。

そのカロリー控えめ。本当ですか

衝撃的な事実をお伝えします。実は、食品のパッケージに「カロリー控えめ」という言葉が載っていたとしても、皆さんが想像しているカロリー控えめとはかけ離れている場合があるのです。

食品に記載されているキャッチーな言葉に惑わされて商品を選んでしまうと、予想外に栄養を摂りすぎてしまう可能性があるのです。

食品の栄養成分表示を読んでみると・・・

食品には、どんな栄養成分が含まれるのかが一目でわかるよう「栄養成分表示」の記載が義務付けられています。
容器包装されている商品の裏面や側面の表示を見たことのある方は多いと思いますが、実際どんなことが書いてあるのか正しく理解している人は少ないように思います。

栄養成分表示には、熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量、この5項目がこの順番で書かれています。

また、栄養成分表示の単位はそれぞれの食品ごとに100g、100ml、1食分、1包装等のいずれかで表示されています。表示に記載されている単位(100g当たりなのか、1包装当たりなのか等)から、実際に食べることになる栄養量を確認する事が大切です。

パッケージの強調表示と、裏の栄養成分表示の違い

実は、これにはカラクリがあります。栄養素は一定の基準を満たすと「多い」「少ない」など、強調した表現が可能になります。
エネルギーでは、飲料で100ml当たり20kcal未満(食品で100g当たり40kcal未満)の場合は「低カロリー、ダイエット、控えめ、少ない、ライト」等の表示が可能になります。

例えば、ある飲料の栄養成分が100ml当たり19kcalだったとしましょう。この場合は、上記の基準を満たしているため商品のパッケージに「カロリー控えめ」という表示が可能になります。


しかし、この飲料を500ml(ペットボトル1本)飲むとすれば、エネルギーは約100kcal(=コンビニのおにぎり約半分のエネルギー)になってしまうのです。カロリー控えめという表示を意識して選んだとしても、食べる量によっては、全くカロリーは控えられていないことになるのです。

そのため、パッケージの強調表示に惑わされることなく、裏の栄養成分表示で確認することをおススメします。

エネルギーゼロは本当にゼロなの?

エネルギーのも基準があるので、全ての商品がエネルギーゼロとは言いきれません。飲料で100ml当たり5kcal未満(食品で100g当たり5kcal未満)の場合は「ゼロ、無、ノン、レス」等の強調表示が可能になります。

この他にも脂質、たんぱく質、コレステロール、ナトリウム(食塩)などの各種栄養素ごとに、強調表示が可能な基準が決められています。

また商品の中には、明確な基準が決まっていない表現を使用していたり、非常に曖昧で購買意欲をうまく掻き立てるような表記をしている商品もあります。「塵も積もれば山となる」ということわざがありますが、日々の努力の積み重ねをされている方にとって、こういう小さなことで台無しになってしまうのはとても勿体ないことですよね。

商品を選ぶときには、パッケージの裏側を重視しましょう

パッケージの中で「控えめ」「たっぷり」などの強調表示が使われている場合には、必ず栄養成分表示を確認するようにしましょう。

これはエネルギー表示だけに限らず他の栄養量にも共通することですが、魅力的なパッケージの表現に惑わされて購入すると、思わぬところで栄養を摂りすぎてしまいます。

食品の表示を見る目を養いつつ、日々のダイエットや健康に活かせると良いですね。

参考

参考:
Vol.73 お菓子に関する調査(2013)|株式会社バルク マーケティングリサーチ事業|
https://www.vlcank.com/mr/report/073/
栄養成分表示ハンドブック|東京都
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/hyouji/kyouzai/files/eiyouseibun_handbook.pdf#search=%27%E6%A0%84%E9%A4%8A%E6%88%90%E5%88%86%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%98%27
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横山 満里奈
食べることが好きという気持ちで、将来の仕事に管理栄養士を選択しました。現在も学びながら、新しい知識を習得すべく、様々なセミナーや学会にて情報収集を行っています。 学生時代から様々なボランティア活動にも挑戦し、興味のある事は積極的に挑戦していました。カンボジアでの音楽教育、障害児向けのクリスマスの料理教室サポート等を行っており、特に福島県の子どもを対象にした夏季保養プログラムには、現在も継続して食事分野等でのアドバイスやプログラム進行の役割を担っています。 プライベートでは、登山が趣味で月1程度で低山から高山まで幅広く行きます。周囲の勧めでランニングや学生時代からやっているバスケットボールを始め、現在はスポーツ栄養の分野にも興味関心を持っているところです。 仕事では、年間200件以上の栄養指導、集団糖尿病教室、集団減塩教室を実施しています。糖尿病患者中心に、肝臓病、腎臓病、嚥下障害、低栄養、がん、その他幅広い疾患の指導経験があります。 集団給食、大量調理の現場で献立作成を行っており、食事内容だけではなく、栄養価、厨房内の負担も考慮しながら献立を作成しています。一般治療食(常食、全粥食)以外にも、特別治療食(エネルギー制限、たんぱく質制限、脂質制限、その他:塩分3g制限食、ボイル食等の個人献立作成)といった幅広い食種の給食管理を行っています。

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