スカートのウエストがきつくなり「ヤバイ、痩せなきゃ」と焦った経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
日々の食事には気を付けても、お菓子だけは無頓着になりがちです。なぜならお菓子は生活に潤いや安らぎの時間を与え、ストレスを解消してくれるからです。
日々口にするのであれば、できるだけ太るお菓子は避けたいですよね?
「太るお菓子」と言われて、あなたはどんなものを想像しますか?
・生クリームがたっぷり使ったお菓子
・チョコレートのお菓子
・お砂糖たっぷりのお菓子
きっと、そんなケーキやお菓子を想像すると思います。
でも意外なことに、これらは一概に「太るお菓子です」とは言い切れません。
同じ物を食べても太る人と太らない人がいるように、太りやすいと言われるお菓子を食べても、太る人と太らない人がいるのです。
「太りやすいお菓子」というものは、いったいどのようなものなのでしょうか?
カロリーが高いもの?糖質が多いもの?
多くのダイエット記事は「太りにくいもの」に焦点を当てますが、今日は「太りやすいお菓子と食べ方」をテーマにご紹介していきます。
一番避けたいのは「デカ○○」や「スイーツ食べ放題」
どんな低カロリーの食品であっても、当然のことながら食べ過ぎはカロリー過剰となり、太ってしまいます。
一番よくないのが、最近よくコンビニで見かける「デカ〇〇」シリーズや「お徳用」サイズのような特大スイーツ。プリンやロールケーキ、ポテトチップスなど様々なビッグサイズのお菓子が開発されていますが、こういったものを買うと大抵はカロリーオーバーとなってしまいます。
これらは、絶対に避けてほしい商品群です。
例えばデカプリン。たった1つで500kcalを超えてしまいます。
間食で1回に摂ってよいとされているエネルギーは200kcal。つまり、2日間分のお菓子量をはるかに超えているのです。
ごはん1杯(150g)は約250kcalです。なんと、ごはん2杯分ものカロリーがあるのです。
プリンは油を使わずに作っている商品が多く、普通サイズであれば200kcal以下ですので、ダイエット中でも食べられます。しかしデカシリーズは通常の3倍近い量ですので、1回の間食としては大幅にカロリーがオーバーしているのです。
このように「食べ物」自体が問題なのではなく、食べ方や量が原因であることがほとんどなのです。
(※3,4)
お菓子を食べた分、ご飯をたべなければいいの?
ここで皆さん「カロリーオーバーなら、その分ご飯の量を減らせばいいのでは?」と思いますよね?
残念ながらお菓子とご飯の栄養成分は、同じではありません。
お菓子は糖質と脂質が多く、ご飯は糖質が多い点は同じですが、脂質が少なく、ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。
食物繊維は糖質の吸収をおだやかにしたり、腸内環境を整えるなど、ダイエット中の方にとってはいいこと尽くしの栄養成分なのです。
お菓子には残念ながらこの食物繊維が極端に少ない。
カロリーだけで判断してご飯を減らしてお菓子を食べると、非常に危険だということがわかると思います。
中には「サプリメントなどで補えばいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、お菓子をご飯の代わりにしていいというわけではありませんので、注意してください。お菓子に多く含まれる脂質の過剰摂取は、中性脂肪が増えて肥満になります。ですからダイエット中にお菓子の過剰摂取は控えた方が無難です。(※6,7,8,9)
サイダー1本で砂糖の適量を超える?!
お菓子を食べ始めると、どうしても食べすぎてしまうという方もいるでしょう。
砂糖には強い依存性があることがわかっていますが、日本では摂取量についてのガイドラインが定められていません。参考までにWHOでは、一般的な成人は25g程度にすべき、というガイドラインを発表しています。
砂糖25gは、ペットボトルの炭酸飲料(サイダー)1本で軽く超えてしまう量です。砂糖が入ったジュースや炭酸飲料は、それだけであっという間にカロリーオーバーになってしまうのです。
口当たりもよく、多くの糖分を取っている自覚がなくなってしまう清涼飲料水は、多くの人が陥ってしまう「あま~い」ワナなのです。
お菓子を食べるのであれば、一緒にジュースや炭酸飲料は口にしないように心がけましょう。
(※10,11)
お菓子は小袋、ミニサイズにして上手に付き合う
お菓子やジュースを「口にしてはいけない!!」と言われてしまうと、逆に食べたくなってしまうのが女心というものですよね?
制限ばかりのダイエットで自分を縛り付けてダイエットに失敗してしまうくらいなら、お菓子を適量に食べ、楽しく継続した方が結果的に痩せることができます。
何度も言いますが、目安は1日200kcal。プリンなら通常サイズ1個、アイスクリームならミニカップ1個です。
カロリーを見ることが面倒なときは、食べたいお菓子のワンサイズ小さいものを選ぶクセを付けることが、ダイエットを成功させる秘訣なのです。
(※2)
参考文献
(※1)厚生労働省|e-ヘルスネット|ダイエット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-090.html(※2)厚生労働省|e-ヘルスネット|間食のエネルギー(カロリー)
(※3)厚生労働省|e-ヘルスネット|肥満と健康
(※4)文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
(※5)厚生労働省|e-ヘルスネット|炭水化物 / 糖質
(※6)厚生労働省|e-ヘルスネット|脂肪/脂質
(※7)厚生労働省|e-ヘルスネット|食物繊維
(※8)厚生労働省|e-ヘルスネット|食物繊維の必要性と健康
(※9)厚生労働省|e-ヘルスネット|嗜好飲料(アルコールを除く)
(※10)WHO|Sugars intake for adults and children Guideline
https://www.who.int/nutrition/publications/guidelines/sugars_intake/en/(参照日)全て2019-9-16

中村 りえ

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